構造図の見方

 

■ 構造図の種類

一般的な構造図は、特記仕様書標準仕様書標準配筋図床伏図軸組図リスト(基礎、基礎梁、柱、梁、壁、スラブなどのリスト)、配筋詳細図で構成されています。

標準仕様書例(構造設計標準仕様)

特記仕様書標準仕様書には、その建物で使用する、鉄筋・鉄骨・コンクリート・杭などの材質や強度、工法、検査方法など、この建物で守って欲しいことが表示されています。

標準配筋図は標準的な配筋(鉄筋の配置)方法を示しています。リストや配筋詳細図では表しきれない一般的な配筋方法を示しています。他の図面で配筋が示されていない場合は、標準配筋図を参照します。

床伏図例(1階梁床伏図)

床伏図(階伏図とも言う)は、各階床に付いている柱、梁、壁などの水平方向での配置を表示します。一般に各階の床から1.0m~1.5mの高さで水平に切断して上から見た(“見下げ”)平面図です。床下に有る梁など実際に見えない部分は破線で表示します。もし2階にいる場合天井に有る梁は、3階の床伏図で表示されています。

床伏図のなかには“見上げ”表示になっている物も有ります、2階床伏図で見上図の場合は、2階の柱・壁断面と3階のスラブ・梁が表示されています。(見上げ図はコンクリートの打設に有用な伏図の書き方なので、施工図によく用いられます。)

軸組図例(軸組図)

軸組図は各軸(“通り”とも言う)で切断してそれを横から見た立面図で、柱・梁・壁・開口・構造スリットなどの高さ方向での配置を表示します。伏図で表示できない開口高さや、構造スリットなどが表示されています。

基礎・基礎梁・柱・梁・壁・スラブなどのリストは、各部材の断面寸法や断面内の配筋を表示した図面です。

配筋詳細図は、軸組図に鉄筋の配置を書き入れた図です。鉄筋の種類や本数と鉄筋の定着や継ぎ手位置などを表示しています。床伏図や軸組図は実際の寸法の1/100や1/200で書きますが配筋詳細図は、鉄筋の詳細な配置状態を表示する図面なので鉄筋が見やすいように1/30程度で書きます。


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