JSCA 地域支部の活動・関西支部

 

JSCA関西支部創立25周年記念事業・アイディアコンペ

「未来を語ろう 建築・地球 そして未来」と題したJSCA関西支部創立25周年 第2回記念事業集会は、2008年4月17日に大阪市北区中之島5丁目の大阪国際会議場において盛大に開催されました。毛利衛さんによる宇宙ステーションを題材とした基調講演が行われ、日頃聴く機会のない興味深いお話に、会場からも活発な質疑があがりました。その後アイディアコンペ作品紹介・パネルディスカッションという進行で、約3時間にわたる有意義な時間となりました。

■毛利衛さん基調講演要旨

JSCA関西が発足した1982年は、アメリカの航空宇宙局(NASA)が国際宇宙ステ-ション(ISS)計画構想に着手した年である。宇宙開発による成果は一般に30~50年後に一般社会に還元され、例えば太陽電池や燃料電池など、アポロ時代に初についたものが数十年経て今日やっと一般化してきている。ISS計画は現在、米・欧・加・日・露の各国が協力して計画を進めている。国際宇宙ステーションは地上約400km(ほぼ大阪-東京間の距離に等しい)上空に建設される巨大な有人施設で、天体観測や無重力などの特殊な環境を利用した様々な実験や研究を行うことを目的としている。 1998年11月に最初のパーツが打ち上げられ、その後数十回に渡って順次構成パーツを増やし、宇宙空間で段階的に組み上げられる。 国際宇宙ステーションは各国のパーツの集合体で、使いやすさや故障のしにくさ等、各国の技術力の違いが如実に現れる。これらの点でも各国間で盛んに競争されており、各国の技術力・バックアップ体制が試されている。地上の技術者の勝負になっている。

■アイディアコンペ 作品紹介

空中散歩の時代 地被類としての建築北濱 亨さん

空中散歩時代のテクノロジー
①空飛ぶ車の生産開始(大空の獲得),②iPS細胞の作出(元気な身体の獲得),③宇宙太陽光発電の開発(無限のエネルギーの獲得) そこでは建築はむしろ地被類のようなもの。建築は、強固な構造や 大掛かりな設備とは無縁の 単純な たたずまいが相応しい。たとえばゼリー構造なんてどうだろう?

「宇宙の劇場」大塚 卓也さん

宇宙に浮かぶ「地上」。遠心力により人工重力を備えた円筒状の巨大宇宙ステーションを建設。宇宙劇場で演奏会。

「着せ替えハウス」片岡 政規さん

畜映ガラスの外壁に様々な映像を映すことにより、家を着せ替えた気分に。

「リカレント建築」環境適用・可逆型・リユース河村 廣さん

リユースを前提とする解体・組み立てが容易なユニットによるシステムで資源の有効活用。

「都市の遺産利用」軸丸 久司さん

限られた資源環境の中、人類と地球との共存のためには、都市の遺産(既存躯体)の積極的な有効利用が欠かせない。

「リユース可能な構造システムの提案」 RePC構造中塚 佶さん・渡辺 勸さん

剥離性目地を使用したPC圧着工法・外付エネルギー吸収デバイス等によるPCブロック循環システムによる環境保全。

「MIDO-SUJI CLIMAX」山本 拓治さん

御堂筋の建物高さ制限(現50m)を120mに緩和する代わりに建蔽率を半分にする。床面積も緑地も増え、採光環境も改善。


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