ペットボトルと砂とピンを使った簡単な実験映像で地盤の液状化について確認できましたか。 実験と同様な環境の代表的な場所は、 比較的最近(といっても今から1万年以内ですが)に堆積した砂地盤や埋め立てられた地盤などで ゆるい砂地盤です。海の近くや河川の近くなどがそれにあたります。
このような場所では、実験と同様に建物が傾いたり地中の物が地上に飛び出たりして、 大きな被害を受ける恐れがあります。地盤の液状化に配慮した、地盤の改良や、 基礎の対策が正しく施されていれば被害を軽減できます。 建物を建てるときには、建築構造技術者に相談し、地震に備えましょう。
JSCAホームページ 構造キーワード「液状化現象」に液状化現象の理論的な仕組みや 対策を説明してありますので参考にしてください。
なお、より深く知りたい読者の皆さん向けに、液状化しやすい地域を地図にした 「液状化マップ」へのリンクや、液状化についての技術的な説明をしたWebサイトのリンクをご紹介します。 また、自分で実験して見たい方は、今回の実験に使用した材料を、 下記のWebサイトから購入できます。(2010年10月時点の情報です)
※2015年6月時点のリンク情報です。リンク先の都合で変更されることがあります。
全国各都道府県については、地震の揺れと液状化による被害予測図を含む資料が下記のページからリンクしています。※2010年10月時点の情報です。
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※掲載された記事は執筆当時の法令・技術情報に準拠して執筆されています。ご留意ください。