ホーム 建築構造を理解するために 特集特集『ペットボトルと砂でできる 実験で再現する地盤の液状化』

4.液状化についてより深く知りたい方へ

 

ペットボトルと砂とピンを使った簡単な実験映像で地盤の液状化について確認できましたか。 実験と同様な環境の代表的な場所は、 比較的最近(といっても今から1万年以内ですが)に堆積した砂地盤や埋め立てられた地盤などで ゆるい砂地盤です。海の近くや河川の近くなどがそれにあたります。

このような場所では、実験と同様に建物が傾いたり地中の物が地上に飛び出たりして、 大きな被害を受ける恐れがあります。地盤の液状化に配慮した、地盤の改良や、 基礎の対策が正しく施されていれば被害を軽減できます。 建物を建てるときには、建築構造技術者に相談し、地震に備えましょう。

JSCAホームページ 構造キーワード「液状化現象」に液状化現象の理論的な仕組みや 対策を説明してありますので参考にしてください。

なお、より深く知りたい読者の皆さん向けに、液状化しやすい地域を地図にした 「液状化マップ」へのリンクや、液状化についての技術的な説明をしたWebサイトのリンクをご紹介します。 また、自分で実験して見たい方は、今回の実験に使用した材料を、 下記のWebサイトから購入できます。(2010年10月時点の情報です)

(1)地震の時に液状化しやすい地盤の地域を表した地図

全国の自治体のホームページに液状化しやすい場所の地図や被害予測の地図が掲載されています。「液状化、予測図」や「液状化マップ」と都道府県名、を検索キーワードとしてインターネットを検索して試してください。
参考までに、そのようにして見つけた首都圏の液状化情報のあるページのリンク情報を掲載します。

○ 東京都(東京都土木技術支援・人材育成センター)東京の液状化予測図
○ 神奈川県(神奈川県HP、防災と安全)
  地震被害想定調査・第2章液状化予測

○ 千葉県(千葉県HP)千葉県ハザードマップ

※2015年6月時点のリンク情報です。リンク先の都合で変更されることがあります。

全国各都道府県については、地震の揺れと液状化による被害予測図を含む資料が下記のページからリンクしています。
○ 内閣府(HP、防災情報のページ)
  都道府県による地震被害想定調査結果(概要)

(2)地盤の内閣府液状化に関する記事のあるWebサイトやページ

関連解説記事がこのサイトありますのでご覧ください。
○ JSCAホームページ
  『構造キーワード・液状化現象- 震動で土が液体に』

また、インターネットを検索すると切り口の違う沢山の解説ページや実験紹介ページがあります。

(3)今回の実験材料の入手先

○ (株)ナリカ(旧社名:中村理化工業)
実験材料商品名「エッキー」

※2010年10月時点の情報です。


※掲載された記事は執筆当時の法令・技術情報に準拠して執筆されています。ご留意ください。

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