安心できる建物をつくるために
「安心できる建物をつくるために」-構造設計者と共に考えましょう-は、耐震設計・性能設計について、構造設計者とクライアント(建物の発注者や意匠設計者など)との対話の際の有効なツールとなること、併せて構造設計者の役割を社会に紹介することをねらいとして作成いたしました。
パンフレットは下方に添付したファイルから印刷していただくことができます。
また、パンフレットの内容について深くお知りになりたい場合には、お近くのJSCA会員にお問い合わせください。
なお、このパンフレットの著作権は本協会が有しておりますが、ご自由に印刷ないしは出典明示*1の上で転載していただいて結構ですので、是非とも有効活用をお願いします。
JSCA会員の方々には、ファイルの扱い等に関し、若干の説明を加えてありますので、会員ページ「技術情報 設計/監理の事例・資料」へログインして参照ください。
*1:転載の際の表示例 一般社団法人 日本建築構造技術者協会パンフレット
「安心できる建物をつくるために」より転載
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構造設計者の仕事
構造設計者は最適な骨組みを設計するためにあらゆる可能性を考慮して設計方針をきめています。このようにして立案された構造計画をもとにして、構造計算、構造図作成、構造管理を行います。
再生目安
1.構造設計者の役割 0:00:00~
2.基本計画での役割 0:04:31~
3.基本設計での役割 0:06:21~
4.実施設計での役割 0:10:39~
5.工事監理での役割 0:15:38~
6.建物完成 & まとめ 0:16:50~
建築構造技術者
建築構造技術者とは、構造設計等を行う技術者のことをいいます。
構造設計以外の建築構造技術者の業務としては、工事監理、建築確認の構造に関する審査、構造計算適合性判定、建築構造に関する研究および開発、建築構造に関する教育、および建築構造に関するソフト開発などを含みます。
JSCAの正会員には、建築構造技術者であり、かつ建築構造に関する高度な技術と豊富な実務経験を有することが求められます。
JSCA会長からのメッセージ
一般社団法人 日本建築構造技術者協会
会長 小林秀雄
「建築構造技術者として」
As The Structural Engineer
2024年は2020年よりスタートした中期ロードマップの最後の年にあたります。中期ロードマップでは正会員数の増強などを目標として、沢山の事業を展開してきました。コロナ禍の影響もあり順調でなかった事業、逆に期待していないところでの思わぬ効果が得られた事業など様々です。2024年の総会で可決した、学生会員の無料化も中期ロードマップに係る事業の一つになります。本年はそれらを検証・総括する年でもあり、今後のJSCAを良い方向に導くような指標を見つけていきたいと思います。
本年明けて早々に能登半島地震があり多くの被害がありました。改めて、建築構造技術者の役割りを考えさせられました。基本にあるのは安全・安心な建築を構造技術の視点からサポートし、建物の構造性能をしっかりとクライアントに自らの口で説明することにあると考えます。大地震時に建物がどのように挙動するかなど建築基準法では明文化されていません。まして、一般のクライアントは知る由もありません。大地震だけでなく台風時など様々な外乱に対し構造性能を説明することが重要です。
一方で建築構造技術者の別の一面は、創造的な構造計画や構造形態をスケッチや新しい解析手法など様々なツールを駆使して具現化しています。スケッチから始まり、解析、詳細図作成、現場へと流れてから具現化していくプロセスを知るところにモノ作りの醍醐味があると感じます。当然、その過程の中では確認申請や施工者との協議・調整など避けては通れないプロセスもあります。それらのプロセスも別の視点で良い社会資本を構築することを担っていると考えれば対応も楽になるのではないでしょうか。
JSCAには構造設計事務所の方、総合設計事務所の方、建設会社の方など背景が異なる建築構造技術者が所属しています。それらの方々はJSCA本部や全国にある8支部においてデザイン委員会や技術委員会など多くの委員会・部会のなかで活発に活動しています。中には若い人が主体的に運営している部会もあります。若い建築構造技術者においては会員になるだけではなく、JSCA活動に参画することによって自己研鑽やベテラン建築構造技術者の知識の継承にもなるものと考えます。JSCAの課題である会員の高齢化も、若い構造設計者の積極的なJSCA活動への参加により良い方向に進んでいくものと感じられます。
これからも研鑽の場、コミュニケーションの場としてJSCAに参画し、後世に良質な社会資本を残していけるよう会員の皆さま方が互いに連携し、活発に活動していくことがJSCAの持続的発展に繋がっていくものと考えています。皆さまのより一層のご支援をお願いいたします。
小林秀雄
JSCAの紹介
JSCAとは
一般社団法人 日本建築構造技術者協会(略称JSCA:Japan Structural Consultants Association)は、1989年に設立された、建築構造に関する高度な技術と豊富な実務経験を有する建築構造技術者の団体です。
設立目的
本協会は、建築構造の設計及び工事監理等に関わる職能・学術・技術の発展に関する事業を行うことにより、快適で地球にやさしく安全・安心で永持ちする建物の建設、そして社会資産として文化的価値の面からも質の高い建築物の実現に貢献し、もって公共の福祉増進及び文化の醸成に寄与することを目的としています。
沿革
1981年5月29日構造家懇談会(任意団体)設立
建築構造の設計、工事監理等に関する専門家集団として活動開始
1989年7月1日建設省(国土交通省)住宅局所管の公益法人(社団法人)として認可
1990年7月JSCA賞表彰開始
1995年4月大阪事務所開設
2009年7月1日法人化20周年 構造デザイン発表会開始
2012年4月1日公益法人制度改革関連法の施行に伴い、内閣府の認可を受け、一般社団法人に移行
2014年7月1日法人化25周年 構造アイデアコンペ開始
2019年7月1日法人化30周年
事業内容
JSCAは定款に定める事業のほか、毎年定める重点目標を合わせて事業計画を策定し、事業計画に沿って事業を行っています。
JSCAには最高議決機関である総会、総会で選任された理事及び監事で構成される理事会、本部担当理事で構成される運営会議、会長・副会長等で構成される会長会議のほか、支部長および会長・副会長ほかで構成される支部長会議が設けられており、定款および運営細則に従い、日々のJSCAの活動に関し協議・決定しています。
過去の財務諸表
倫理綱領
私たちは良質な建築を提供することで、人々の安全と生活を守り、文化の醸成に寄与し、社会に貢献できるよう、自らを律する倫理規定を定めています。
JSCA 組織体制
組織図
JSCAは会員数約4000人からなる団体で、役員である会長・副会長・理事・監事のもと、本部を東京に置き、全国8支部で活動しています。
また、各事業はそれぞれ有志の会員をメンバーとする委員会で行っています。
JSCA 所在地
- 本部
- 〒102-0075 東京都千代田区三番町24番地 林三番町ビル
(一社)日本建築構造技術者協会
TEL: 03-3262-8498
FAX: 03-3262-8486
E-MAIL: info@jsca.or.jp
https://www.jsca.or.jp/
- 大阪事務所
- 〒550-0005 大阪府大阪市西区西本町1-7-8 柴田東急ビル402
TEL: 06-4394-8433
FAX: 06-4394-7566
E-MAIL: jscaweb@kansai.email.ne.jp
支部案内
- 北海道支部
- 〒060-0806 北海道札幌市北区北6条西6丁目2番地 設計会館
(一社)北海道建築士事務所協会内
TEL: 011-206-6600
FAX: 011-788-7280
E-MAIL: jscahokkaidoj@gmail.com
https://jsca-h.net/
- 東北支部
- 〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡3-10-7 サンライン第66ビル2F
(株)蔵建築設計事務所内
TEL: 022-291-2562
FAX: 022-291-9788
E-MAIL: jimukyoku@jsca-tohoku.jp
https://www.jsca-tohoku.com/
- 関東甲信越支部
- 〒102-0075 東京都千代田区三番町24番地 林三番町ビル3F
(一社)日本建築構造技術者協会内
TEL: 03-3262-8498
FAX: 03-3262-8486
E-MAIL: info@jsca.or.jp関東甲信越支部サテライト
- JSCA茨城
- 〒310-0845 茨城県水戸市吉沢町35 Y’sビル3F
(株)清水構造設計内
TEL: 029-248-5923
FAX: 029-248-5925
E-MAIL: shimizu_sd@mvh.biglobe.ne.jp - JSCA栃木
- 〒321-0951 栃木県宇都宮市越戸3-4-29
(有)郷間建築構造設計事務所内
TEL: 028-664-2300
FAX: 028-664-2300
E-MAIL: gsdsgoma@green.ocn.ne.jp
https://jscatochigi.web.fc2.com/
- JSCA群馬
- 〒370-0052 群馬県高崎市旭町44-2 旭町ビル508
JSCA群馬事務局
TEL: 027-386-8145
FAX: 027-386-8148
E-MAIL: jsca-gunma@gunma-as.net
https://www.gunma-as.net/jsca/
- JSCA埼玉
- 〒343-0845 埼玉県越谷市南越谷4-11-1 南越谷株竹ビル3F
エーピーエヌ設計(株)内
TEL: 048-990-8560
FAX: 048-990-8562
E-MAIL: h-yazawa@ap-n.co.jp
https://www.jsca-saitama.jp/
- JSCA千葉
- 〒274-0074 千葉県船橋市滝台2-1-28 薬園台ヒルズ301号
(有)佐藤建築構造設計事務所内
TEL: 047-466-7110
FAX: 047-466-7127
E-MAIL: jsca-chiba@mbf.nifty.com
https://www.jscachiba.com/
- JSCA東京
- 〒116-0013 東京都荒川区西日暮里5-10-13
(有)構造設計舎内
TEL: 03-3803-8595
FAX: 03-3803-8565
E-Mail: ichijo@kozoact.co.jp / gyoumu@jsca-tokyo.net
https://www.jsca-tokyo.net/
- JSCA神奈川
- 〒231-0821 神奈川県横浜市中区本牧原13-1-404号
(有)樹建築事務所内
TEL: 045-628-4417
FAX: 045-628-4422
E-MAIL: ituki-2022@ac.cyberhome.ne.jp
http://www.ac.cyberhome.ne.jp/~jscakanagawa/
- JSCA山梨
- 〒400-0214 山梨県南アルプス市百々1771-25
細川構造設計室内
TEL: 055-285-4506
FAX: 055-285-4506
E-MAIL: hskw@apricot.ocn.ne.jp - JSCA長野
- 〒381-0036 長野県佐久市三塚276-6
(有)山口建築構造事務所内
TEL: 0267-63-6407
FAX: 0267-63-6733
E-MAIL: ko_zo@sea.plala.or.jp - JSCA新潟
- 〒951-8141 新潟県新潟市中央区関新2-1-73 新潟ダイカンプラザ遊学館サテライト棟
(株)NSK建築構造研究所内
TEL: 025-265-7020
FAX: 025-265-9900
E-MAIL: saitou@suarc.co.jp
- 中部支部
- 〒444-0076 愛知県岡崎市井田町1-8-1
(株)盛本構造設計事務所内
TEL: 0564-64-1400
FAX: 0564-64-1414
E-MAIL: info@jsca-chubu.com
https://www.jsca-chubu.com/
- 関西支部
- 〒550-0005 大阪府大阪市西区西本町1-7-8 柴田東急ビル402
(一社)日本建築構造技術者協会 関西支部事務局
TEL: 06-4394-8433
FAX: 06-4394-7566
E-MAIL: jscaweb@kansai.email.ne.jp
http://jscakansai.com/
- 中国支部
- 〒730-0051 広島県広島市中区大手町2-6-15 パークヒルズ大手町401
(一社)日本建築構造技術者協会 中国支部事務局
TEL: 082-504-4800
FAX: 082-504-6353
E-MAIL: jsca-chg@eos.ocn.ne.jp
https://www.jsca-chg.jp/
730-0051 広島県広島市中区大手町3-8-24
大旗連合建築設計㈱内
TEL: 070-7575-8811
FAX: 082-244-2642
E-MAIL: nisuket@oohata-arch.co.jp - 四国支部
- 〒761-8014 香川県高松市香西南町555-5
(株)コンパース内
TEL: 087-880-0333
FAX: 087-880-0222
E-MAIL: toda@compass-sekkei.co.jp - 九州支部
- 〒810-0001 福岡県福岡市博多区博多駅前4-8-10 シンコービル3F
エス・エー・アイ構造設計(株)内
TEL: 092-409-2905
FAX: 092-409-2934
E-MAIL: jscakyushu.sd101@gmail.com
https://jscakyushu.jp/