JSCA賞とはABOUT JSCA AWARD

建築がその時代的・社会的な役割を果たしていくためには、建築構造設計者及び技術者がその職能を十分に発揮することが不可欠と考えています。
一般社団法人日本建築構造技術者協会は、建築構造の設計・監理等の分野で、優れた成果を発揮した人を表彰することにより、その職能を顕在化させ、
技術の発展と活動の活性化を図り、建築の質の向上に資することを目的としてJSCA賞を設けています。

JSCA賞には作品部門と業績部門が設けられています。作品部門には「作品賞」、「奨励賞」および「新人賞」があります。業績部門には業績賞があります。

部門 賞の対象者 応募資格
作品部門 作品賞 極めて優れた作品を実現した構造設計者 正会員
奨励賞 特に優れた作品を実現した構造設計者、もしくは独創的な構造アイデアの適用、地域性を活かした提案、生産性への配慮などの特定のテーマにおいて卓越した技量が認められる作品を実現した構造設計者
新人賞 優れた作品を実現し、一層の活躍が期待される若手構造設計者
(応募締切日で40才未満の者)
業績部門 業績賞 ・構造に関連した分野で、構造設計者あるいは技術者の職能向上や社会的活動の活性化に貢献した者
・卓越した構造材料、構造システム、構造ディテール等を開発し、その普及に寄与した者
・既往技術の一連の応用により、独自な建築構造を創出、あるいはその技術の普及に貢献した者
正会員
又は一般会員

JSCA賞応募要項

一般社団法人 日本建築構造技術者協会は下記の要領で、JSCA賞の応募者を公募します。 積極的な応募をお待ちしております。

第35回(2024年)JSCA賞 応募要項

応募締切日 2023年10月末日
書類提出先 一般社団法人 日本建築構造技術者協会 事務局
〒102-0075 東京都千代田区三番町24番地 林三番町ビル
TEL: 03-3262-8498 FAX: 03-3262-8486
E-Mail: jscad@jsca.or.jp
受賞内定 2024年4月末(予定)
表彰式 2024年6月
一般社団法人 日本建築構造技術者協会総会時
JSCA賞
委員会 委員
委員長 山田憲明 (山田憲明構造設計事務所)
副委員長 多田脩二 (千葉工業大学)
委員 多賀謙蔵 (日本建築総合試験所)
中川健太郎(清水建設)
中村 伸 (日本設計)
早部安弘 (早稲田大学)
比嘉武彦 (kwhgアーキテクツ)
渡邊秀幸 (竹中工務店)
担当理事 山田憲明 (山田憲明構造設計事務所)
(氏名五十音順)
JSCA賞
委員会 WG
主査 江村哲哉(Arup)
委員 岡山俊介(金箱構造設計事務所)
山田祥平(日建設計)
(氏名五十音順)

JSCA賞 応募方法

応募申請書と所定の書類をPDFファイルでJSCA事務局に送信してください。(ただし、書類の郵送でも可とします)

概要説明文1600文字程度
作品の構造的な特徴を表現する写真・スケッチなどを添付
全部でA4サイズ4枚程度
なお作品部門は、上記に加えて代表的な構造床梁伏図、軸組図を補足資料として添付してください。これらの資料はA3でも構いません。

概要説明文は、以下の内容について記述して下さい。

1) 作品部門

応募作品における

  1. 設計全般における構造設計の役割
  2. 構造上の特色を示す構造システム図あるいは詳細図、力の流れを示す図など。
  3. 建物の構造と建築あるいは設備との関連

2) 業績部門

応募業績の構造分野における

  1. 職能向上あるいは社会的活動の活性化への貢献
  2. 開発普及した材料、システム、あるいはディテールの内容
  3. 特定技術の応用普及とそれにより創出した構造の特色

応募者は、「一般社団法人 日本建築構造技術者協会JSCA賞表彰規則」を 熟読し、規則に同意のうえ、お申込みください。特に、応募資格(第4条)、 著作権(第9条)については、応募に先立ち、十分なご確認をお願いします。

→応募資格

  1. 応募者は応募作品の構造設計者として必要な法的資格を有すること。
  2. 海外作品に求められる資格は、日本国の法的資格に加え当該国における作品の公的な発表(新聞、雑誌など)において応募者が設計者として認められていること。

→応募資格に対する解釈の例示

  1. 法適合確認が必要な建物で法適合確認者が別にいる場合は、応募者は一級建築士の資格を有すること。
  2. 木造で高さ13m以下、かつ軒高9m以下階数3以上の建物では、一級建築士または二級建築士の資格を有すること。
  3. 30m2以下の建物に関しては、特に資格は要らない。